【S10最高/最終2010】氷漬けランドギャラアーゴヨン
シーズン10、お疲れ様でした。
今期は久しぶりに相棒のボディパガルドを抜いてレート2000を達成することが出来ました。
対戦してくれた方々、ありがとうございました。
以下常体
①構築の開始
前期までは、ボディパージ採用型のギルガルドを使用していたが、型やパーティの考察が一通りやり切れたと感じたので、今回はギルガルドを使わない構築で戦うことにした。
ボディパガルドの構築に関しては以前のブログで紹介しているので是非ご覧いただきたい。
今回は、前期にルートの1つとして使用していた身代わり搭載型のアーゴヨンが非常に強いと感じていたので、ギャラアーゴヨンの並びを採用。
更に起点要員としてランドロス、裏のZとしてアーゴヨンと攻撃範囲の相性が良いジャラランガを採用。
裏メガとして今まで使ったことのなく、使ってみたいと思っていたボーマンダ、カバ展開、ポリクチのポリゴン2へのささやかな抵抗()としてカプ・レヒレを入れ、今期の使用パーティとした。
②個体紹介
No.1 ランドロス
【性格】陽気
【特性】威嚇
【持ち物】気合の襷
【努力値】0-252-0-x-4-252
優秀な起点作り枠。
叩き落とすの枠は岩石封じと迷ったが、パーティ全体でポリゴン2が重いこと、ナットレイやテッカグヤの回復ソースやテテフのスカーフを落としておくことで相手のサイクルを回させないことを考え叩き落とすにした。(リザードン、ボルトロスの対面がどっちが速いかのゲームになってしまうことや、ジャラランガとのシナジーを考えれば岩石封じの方が良かった気もする)
殆どのパーティにはランドロスから入っていた。初手で不利対面を引いてしまった場合には、強引に爆発することもあった。
No.2 アーゴヨン
【性格】臆病
【特性】ビーストブースト
【持ち物】ドクZ
【努力値】4-x-0-252-0-252
【技構成】ヘドロウェーブ 大文字 身代わり 悪巧み
今回の構築の肝。
アーゴヨンの弱点である、技範囲のニッチさを身代わりで補い、強引に悪巧みを積むことで相手のサイクルを崩壊させていく。有利対面を取ったらとりあえず身代わりを挟むことでイージーウィンを狙える。
アーゴヨンの前で悠長に積んでくるミミッキュを分からせることもできる。
害悪系のポケモンにも強く出ることができ、不一致イカサマではみがわりが割れないので、モロバレルあたりは起点になる。ドヒドイデも1回積んでしまえばドラゴンZ警戒で引いてくるのでそのタイミングでもう1度積める。
初手に出てくるキノガッサは、ランドロスの爆発からアーゴヨンに繋いで身代わりを残す動きを取れる。
No.3 ギャラドス
【性格】陽気
【特性】威嚇→型破り
【持ち物】ギャラドスナイト
【努力値】4-252-0-x-0-252
【技構成】滝登り 地震 氷の牙 龍の舞
表メガ枠。
今期始めは地震の枠を噛み砕くにして使っていた。1舞地震で落ちないメガメタグロスやH振りギルガルド、カミツルギ等を意識したが、あまり有効に働くことが多くなく、レヒレやマリルリに有効打が無くなってしまうのが致命的で、結局一般的な地震の型に落ち着いた。
自分の構築のメガ枠は基本的にギャラドスになっているが、今回も非常に良い活躍をしてくれた。終盤はアムハングロスやABミミッキュが増え、非常に生きづらい環境だったが、めげずに頑張ってくれた。今期もありがとう。
No.4 ジャラランガ
【性格】控えめ
【特性】防弾
【持ち物】ジャラランガZ
【努力値】0-4-0-252-0-252
前期で少し流行っていたのを見て取り入れようと思った裏Z枠のジャラランガ。
フェアリーがいると選出が出来なかったため選出率は高くなかったが、選出したときには非常に高い制圧力を見せてくれた。ジャラランガがいると受けループに非常に強いためストレスフリーだった。
控えめではあるが、ラッキーも相手にしたいという点、少し残った相手に耐久を下げずに攻撃したい場面があったため、気合玉、インファイトではなくドレインパンチを採用した。
特性は相手にトレースされることもケアして防弾にしたが、比較的死に特性であったため諸説。
No.5 ボーマンダ
【性格】陽気
【特性】威嚇→スカイスキン
【持ち物】ボーマンダナイト
【努力値】84-188-4-x-12-220
今まで使ったことがなかったボーマンダに手を出した。
1ウエポンの意地マンダも考えたが、地震を採用したかったこともあり、陽気ASベースのボーマンダにした。
今まで使ったことがなかったので分からなかったが、こいつの物理耐久はすさまじく、特に終盤増えたABミミッキュとも殴り合ってくれたのが非常に頼もしかった。
しかしこのパーティにおいてはなかなか積む隙を見つけられなかったのも事実で、あまり選出が出来なかったのは反省。もう少し上手く使ってやれるとよかったと思う。
No.6 カプ・レヒレ
【性格】臆病
【特性】ミストメイカー
【持ち物】ウイのみ
【努力値】164-x-0-92-0-252
ジャラランガに隙を見せないようにするフェアリー枠かつ、トリックルームパーティへの抵抗。
速いレヒレは以前少し使って強いと思ったため、今回対面寄りに採用。
ギャラドスやミミッキュの上を取って挑発が撃てるなど、使い勝手はとてもよかった。
調整は最速を取り、瞑想ムーンフォースでメガ前ギャラドスが確定2発までCを振り、残りをHに回した。
③パーティの動かし方
【選出】
<基本選出>
→基本的にはランドロスでステロor削りを入れ、アゴギャラの並びで抜いていく。
相手の交代が読める場面に関しては積極的にみがわりを貼ることで全抜きが狙える。
初手がキノガッサ、ジャローダの場合は爆発してアーゴヨンの身代わりを残したまま突破することで裏のポケモンにも有利が取れる。
<対ポリクチ>
→レヒレの挑発で相手のトリックルームを封じ、襷ランドロスをストッパーに、残りのポケモンを通していく。
<対受けループ・フェアリー無パーティ>
→ステロを撒きながら、ジャラランガを通して全抜きを狙う。
【注意するポケモン】
・襷ゲッコウガ…基本的にはギャラドスの起点にする、岩石封じ持ちは無理。
・ボーマンダ…ランドロスが起点にならないように細心の注意を払う。
・ボディパカグヤ…謝る。
④シーズン10 雑記
シーズン10の環境を少し考察。
【増えたと感じたポケモン】
→とにかく増えた印象。バレパンとセットで採用されていることが非常に多い。ただし、雷Pも当然残っている。並びとしても、グロスレヒレポリ2のような並びは非常に多かったと感じる。
・襷激流ゲッコウガ
→激流ゲッコウガはみがわり水Zのイメージが強かったが、熱湯orなみのりの襷持ちが流行っていた印象。激流ゲッコウガの冷B搭載率も上がったか。
・ABミミッキュ
→終盤は殆どABか襷だったと言っても過言ではないくらい。最終日付近は少し減らしたか。
・カビゴン
→欠伸を採用している型が増えた印象。突破が困難なのでこれからのシーズンも伸びそう。
→随分早い段階で増えた。
・呑気弱点保険ギルガルド
→中盤から終盤にかけて増えていた印象。ブレード状態でも不一致地震程度なら耐える耐久があり、注意が必要。
【減ったと感じたポケモン】
→S9で流行っていて、これからも伸びるのかと思っていたが、今期はあまり見なかった。やはり選出がしにくくなるのが欠点か。
→技選択の難しさからか、シーズンを追うごとに減っている印象。
⑤シーズンを終えて
今期はデフレシーズンということもあり、自分の回りの人たちも苦しんでいたシーズンでした。自分としては19までは比較的楽に行けたのですが、そこから20に乗るまでに時間をかけてしまったのでそこは反省したいなと思います。
今期は今まで使っていたボディパガルドを抜いて挑んだレート戦でしたが、何とかレート20を達成できたので良かったです。
特に、みがわりアーゴヨンに関しては、今までのアーゴヨンの持っていた不安定さをうまくカバーでき、非常に面白いと感じました。
最後に、ここまで記事を見て頂いた方、今シーズン対戦していただいた方、本当にありがとうございました。