【ポケモン剣盾S6】スピーディーアシカビート【最終184位/2053】

お久しぶりです、ペクチンです。
剣盾に入ってからは1シーズンが短いことや、レートが表示されず、基準が曖昧だったこともあり、積極的に記事を書いていこうという気になれずあまり書いていませんでしたが、レートが表示されるようになり、かつある程度紹介できるような順位が取れたので、今回紹介したいと思います。

1.構築経緯

今作の中心となるダイマックス(以下DM)を再度根本から考察しなおしたが、DMの適正があるポケモンとして
・DMを切った時だけでなく、切り終えた後にも恩恵を受けられる
・欠伸カビゴンに流されない
・ドラパルトと最低限の撃ち合いが出来る
ことが最低限必要なのではないかと考えた。

その中で、ダイフェアリーが撃てることで欠伸カビゴンに流されないアシレーヌに注目し、DM後に雨下の火力で奇襲をかけることを評価し、スカーフで採用を考えた。

ここに、アシレーヌと合わせて対面性能が非常に高いミミッキュ、電気の一環を切りつつロトムへの打点が持て、ナットレイに弱くない襷ホルード、裏DMエースになれてDMを切らずとも戦える特殊珠ドラパルトを採用した。

残り2枠として、物理への詰め筋となり、最低限のサイクルが回せるようになるナットレイ、受け崩しがある程度できつつカバルドン＋ギャラドスへの並びにイージー出来そうなスピンロトムを採用した。

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2.個別紹介

①アシレーヌ

性格：控えめ
努力値：CS252(スカーフで最速100属抜き)
持ち物：拘りスカーフ
技構成：泡沫のアリア　ムーンフォース　エナジーボール　ハイドロカノン

この構築の軸。
ナットレイ、ドヒドイデがいない構築に関しては基本的にこのポケモンの選出を考えた。
基本的に先発でDMを切って数的有利を取ることを狙う。
DM中に1匹落として削り、雨下のスカーフ水技で追撃する動きが非常に強かった。
雨下での水技は馬鹿にならず、DMドリュウズくらいなら確定1発で飛ぶ。
スカーフは全く警戒されることがなく、このポケモンだけで3タテするようなことも何度もあった。
技構成は、デメリットがなく高火力の一致技である泡沫とムンフォ、DM下でのストリームの媒体になりつつスカーフで超高火力が出せるハイドロカノン、ミトムや貯水勢、ラプラスに撃てるエナジーボールで確定。
ダイソウゲンでH振りミトムが乱数1発(50％)。

②ミミッキュ

性格：陽気
努力値：AS252
持ち物：呪いのお札
技構成：じゃれつく　ゴーストダイブ　かげうち　剣の舞

対面性能の鬼。
7世代からなかなか強さを実感できなかったが、ようやくこのポケモンの強さを実感できるようになってきた。
終盤流行りのアッキミミッキュに変更しようかとも考えたが、Sラインを確保した方が強い場面が多いのではないかと考え、陽気を使用し続けた。
じゃれつくはドレインパンチに変更してもいいかもしれない。

③ホルード

性格：意地
努力値：AS252
持ち物：気合の襷
技構成：地震　のしかかり　炎のパンチ　電光石火

電気の一環切り、ロトムへの打点が持てる襷枠。
初めはドリュウズを採用していたが、先制技が欲しい場面が多かったことと、ナットレイへの打点が欲しかったこと、受け系統への崩しが出来ることを評価してホルードに変更した。
欲しい技は他にも沢山あったが、切る技がなかった。
ホルードの電光石火は相手も分かっていて、ミミッキュやドラパルトに透かされたり、ナットレイを合わされたりしたので、裏のポケモンで上から処理できる場合には敢えて電光石火を撃たずに殴るとアドが取れる時もあった。
通常はDMを切る予定はないが、不意にDMを切れば試合を終わらせることができるタイミングがあったりするので、見逃さないことが大切。

④ドラパルト

性格：臆病
努力値：CS252
持ち物：命の珠
技構成：流星群　シャドーボール　火炎放射　雷

アシレーヌを出しにくいナットレイやギャラドスがいる構築へのDMエースとして採用。
アシレーヌと同時選出し、相手の選出に合わせてどちらかでDMを切る動きも強かった。
相手のスカーフ以外のドラパルトに対して最低でも同速勝負ができるように最速を取った。ドラパルトに対してある程度の計算ができることで、試合のプランが立てやすかった。
雷を採用したのは、ダイサンダーの無振りキッスへの乱数が変わる(40％程度→80％程度)こと、ドヒドイデへ少しでも打点が取りたいこと、DMを終えたダイジェッターが飛んでDMターンを枯らすのを許さないようにしたかったから。

⑤ナットレイ

性格：呑気
努力値：HB252
持ち物：オッカのみ
技構成：ジャイロボール　ボディプレス　宿木　鉄壁

所説枠①。
正直ナットレイを使うのがあまり得意ではなく、気は進まなかったが、僕が非常に尊敬しており、「ダイマックスアシレーヌに踏まれたい！！(原文ママ)」ほどアシレーヌのエキスパートであるスポンジさんの助言もあり、ナットレイを採用した。
相手が物理に偏っている時には選出したが、大抵の相手が何らかしらの対策を有しており、上手く使ってあげることはできなかったと思う。
しかし、炎を良く誘ってくれたことで、アシレーヌが楽に処理できる相手が出てくることが多かったと思うので、そういう面では良かった。
もう少し変な型にしてみても面白かったかもしれない。