【ポケモン剣盾S26】捲土重来ダイナメタモン ~カメを添えて~ 【最高2005】
皆さんこんにちは、ペクチンです。
S26、お疲れさまでした。
今期は久々に最終日までしっかりと潜ることが出来たシーズンで、レート2000を達成することが出来たので、伝説1体環境最後ではありますが記事の方を書かせていただこうと思います。
良かったら読んでいただけたらありがたいです。
1.構築概要
伝説ポケモンを使うにあたって、折角伝説ポケモンを使っているのにも関わらず、一般枠のポケモンには出来るだけ伝説で勝てるようにしたいと考え、一般枠のポケモンにならほぼ勝てそうなコスモパワームゲンダイナを使うことにした。
その中で、メタモンに引っかかることなくコスモパワーを積んだムゲンダイナを処理することは困難であるとの考えから、ムゲンダイナ+メタモンの並びを軸に構築を考えることとした。
ここまででダイマックス(以下、DM)権が余っていたが、一般ポケモンを特に伝説のポケモンに後投げするのは困難であるとの考えから、最も確実に強い状態でDMを使用するため、初手DM+ダイナ+メタモンを基本選出とし、初手のDMポケモンとして、範囲の取れる特殊アタッカーであり、ザシアン軸に投げやすい珠サンダーと、珠無しでも十分な火力を出すことが可能で、カイオーガ軸や黒バドレックス軸など、幅広い構築に選出が可能なチョッキマリルリを採用した。
ここまでで受け構築及び日食ネクロズマ軸に対する解答がなかったため、思念の頭突き持ちの帯エースバーンを、構築を組んだ当初はゼルネアスや黒バドレックスが一定数いるように感じたため、そこを厚く見るためにドラピオンを採用し、初期構築が完成した。
しかし実際に潜ってみたところ、エースバーンが受け構築や日ネクに対して全く仕事が出来ず、またドラピオンの役割対象が環境から大きく数を減らしたこともあり、この2匹を構築から外し、受け構築に対して非常に強いと考えたカジリガメと、ほぼ全ての型の日ネクを受けきれるポリゴン2を採用して構築を完成させた。
2.個別紹介
①ムゲンダイナ@黒いヘドロ
特性:プレッシャー
努力値:(臆病)204-x-92-4-100-108
技構成:マジカルフレイム・毒々・コスモパワー・自己再生
この構築の伝説枠。
とにかくめちゃくちゃ固い。一般枠のポケモンは殆ど受けきれるため、こちらの一般枠2体で相手の伝説枠を相手し、相手の一般枠2体をこのポケモンで受けきるようなイメージでプレイングを行うことが多かった。
型として、カイオーガを除き殆どの伝説に対してはあまり強く出られなかったが、構築としてDMを除く瞬間火力に乏しいポケモンが多く、一般枠だけでは耐久型のサンダーやポリゴン2などでTODに持ち込まれてしまうことを考慮し、ほぼ全ての構築に対して選出するようにした。
努力値について、四国出身のあるふさんに相談したところ、「これくらいSを振れば大抵のザシアンは抜いている」と豪語していたが、実際はそんなことはなく、割と抜かれている試合も多かったので、四国の犬は足が遅いのだろうという結論に至った。
役割対象:ほぼ全ての構築
特性:かわりもの
努力値:(穏やか)252-0-0-0-252-0
技構成:変身
特筆すべきことはないメタモン。
特に対ザシアン・黒バド・ゼルネアスに対しては最後にメタモンでの一貫が取れるように動くことが多かった。
このポケモンは話す人によってはかなり評価が異なっているものの、スカーフ以外の相手の上を取れることによるゲームプランニングの行いやすさから、個人的にはかなり評価している。
役割対象:ザシアン・黒バド・ゼルネアス・ドラゴンタイプの伝説枠等
③サンダー@命の珠
特性:静電気
努力値:(臆病)4-x-0-252-0-252
ザシアン軸に対する初手DM枠。
正直かなりマークがきつく、動かしづらいと感じたが、対ザシアンにおいては替えの効かない性能があったため、構築から外すことはできなかった。
対ザシアンの初手サンダー対面で有利を取るために最速、技構成はメインウエポンとしてのライジングボルト、後述するカジリガメ積みの隙を作れるボルトチェンジと、欠伸展開の阻害や相手のDMターンの消費が可能な身代わり。
身代わりは比較的読まれる場面も少なく、有効に働いた場面が非常に多かった。
最終日の晩御飯で鶏肉の照り焼きを頂こうと思っていたのだが、それではいくら何でもサンダーの機嫌を損ねかねないと考え、急遽豚肉の野菜炒めに変更。これが功を奏し、最終日は暴風をほぼ外さず、偉かった。
役割対象:ザシアン
④マリルリ@突撃チョッキ
特性:力持ち
努力値:(意地)252-252-0-x-4-0
技構成:アクアブレイク・じゃれつく・かわらわり・アクアジェット
初手DM枠その2兼壁構築対策要員。
サンダーはマークが厳しかったため、マリルリでDMを切ることが多かった。
ダイナックルの火力が微妙に足りず苦労した試合もあったが、かわらわりのおかげで対ゼルネアスがそこまで厳しくならなかったのは良かった点。
色違いのマリルリを使っており、黄色いから麻痺しないだろうという確信があったのだが、カイオーガの雷で割と麻痺した。
役割対象:カイオーガ・黒バド等
⑤カジリガメ@ラムのみ
特性:すいすい
努力値:(意地)0-252-0-x-4-252
間違いなく今期のMVP。
いくつもの受け構築をこの気持ち悪い緑色のカメで突破してきた。
この汚いカメは、すいすいアタッカーの中でもAが115と高いことで、持ち物なしでラッキー、ヌオー、ドヒドイデあたりの受け駒を突破することが出来る(火力的にはヌオーがダイストリームに後投げ出来ない、剣舞+アースでHBドヒドが確1)ため、ラムを持たせることで状態異常で機能停止しない上、すいすいと諸刃の頭突き(威力、DM威力共に150)でイベルタルやムゲンダイナ、ホウオウを上から葬ることが出来るという、まさに現環境の受けを崩すのに最適なポケモンであったため、サンダーやムゲンダイナでラッキーを誘って剣舞するだけで受けを崩壊させることが出来た。
このポケモンのラムは非常に読まれづらく、カバラグやドラパ、ミミッキュ等が状態異常を撒きに来そうなパーティに対しては積極的に初手出しをすることでアドを稼ぐことも出来た。
役割対象:受け系・ネクロ等
⑥ポリゴン2@進化の輝石
特性:アナライズ
努力値:(腕白)252-0-252-0-4-0
技構成:イカサマ・まるくなる・怪電波・自己再生
日食ネクロ、どうしても厳しかったので採用。
最初はまるくなるのみの2ウエポン型だったが、アシストパワー持ちの特殊型が一定数いたため、どちらにも対応できるようにイカサマの1ウエポンに変更し、怪電波を採用した。
龍舞物理型にはまるくなる+イカサマで対応でき、特殊型でもTODを狙える。
ジガルデもポリゴン2で対応していたが、イカサマで押せず、急所の試行回数が増えるためしっかりと時間を使うことを心掛けた。
ミミッキュやランドロス、カイリューがいるタイプのカイオーガ軸にも比較的選出した。
HBのため、黒バドには殆ど選出しなかったが、最終日の20チャレチャレで完全にメタモンと間違えて出した。
役割対象:日ネク・ジガルデ・カイオーガ等
<基本選出パターン>
ザシアン軸…サンダー+ムゲンダイナ+メタモン
ザシアン軸(ラッキー入り)…サンダー+カジリガメ+ムゲンダイナorメタモン
カイオーガ軸…マリルリ+ムゲンダイナ+ポリゴン2orメタモン
黒バド軸、ゼルネアス軸…マリルリ+ムゲンダイナ+メタモン
受け系統…カジリガメ
日食ネクロ軸、ジガルデ軸…カジリガメorマリルリorサンダーで1匹取ってTOD
3.結果
最終日最高2005(73位) 最終19XX
4.感想
ここまで読んで下さりありがとうございました。
伝説環境は忙しい時期と重なったり、なかなか伝説を上手く使いこなせなかったりでなかなか20にたどり着けていませんでしたが、今回新しく採用したポケモンたちの活躍もあり、何とか2000を達成することができ、とてもうれしく思います。
しかし、最後の最後であと1つ勝てれば最終2桁だったこともあり、なかなか甘くないなということで非常に悔しい思いもあります。
来季からは伝説2体と、また新たな環境になってきますが、結果を残せるよう頑張っていきたいと思います。
この記事等でご意見、ご感想などありましたらTwitter(@pectinpoke)までコメントを頂けるととてもうれしく思います。
special thanks
・いつもモチベをくれるてつや
・初代のカジリガメを取ってきてくれたシカ
・今期は潜らずヒスイ地方で遊んでたくせに20に乗ってから早く潜れと催促してきたおさる
・構築相談や通話に付き合ってくれた皆さん
・対戦してくれた方々
本当にありがとうございました