【単体考察】7色のZ技 オウム返しカプ・コケコ
こんにちは、ペクチンです。
今回は、S15シングルレートにて使用したオウム返しZ採用のカプ・コケコについて紹介したいと思います。
なかなか面白い動きが出来るポケモンだと思うので、是非見てもらえたら嬉しいです。
本考察を書くにあたり、新潟県民であるところのかえでさん(@yokoyoko_0819)にオウム返しカプ・コケコのイラストを頂きました。
かえでさん、ありがとうございました!
【カプ・コケコ】
種族値 H70 A115 B85 C95 D75 S130
特性 エレキメイカー
しかし、ご存知のように、電気技と補完の取れるめざ氷を採用したいだけでなく、有用な物理技の少なさ、火力を上げる手段の少なさもあり、物理型カプ・コケコはレートシーンにおいて、殆ど採用されていない。
【採用理由】
しかしここで、物理型の「電気」+「飛行」という特徴に注目してみると、「受けサイクル崩し」という、カプ・コケコの新たな可能性が見えてくる。
何故なら、現在シングル環境には物理型の電気タイプが殆ど存在しないため、受けポケモンは、エアームド、ドヒドイデといった電気タイプが弱点のポケモンが多いからである。
また、特殊電気タイプのポケモンに関しては「めざめるパワー氷」を持っていることが多いため、数値で受けられるポケモンが投げられることが多い。
それにより、受け寄りのサイクルは、「A:電気弱点の物理受けポケモン」+「B:電気、めざ氷を受けられる特殊受けポケモン」で構成されていることが多い。
(例)
B:カプ・ブルル/バンギラス/フシギバナ/モロバレル/ラッキー 等
また、コケコに関して言えば、草タイプのポケモンを後投げすることで、比較的安定して受けを行うことが出来ると考えている人が多い。
しかし、単に飛行技の「ブレイブバード」を採用し、Zを持たせるだけでは、この問題は解決しない。
物理型ゆえの技範囲の狭さにより、物理型だと悟られた時点ブレイブバードZを警戒して交代されてしまう上に、草タイプではなくバンギラスやラッキーといった数値受けのポケモンには受けを許すからである。
更に、ブレイブバードにZを裂くことで汎用性が下がり、受けサイクル以外への選出が厳しくなってしまうというデメリットがあった。
そこで今回採用したのがこちら。
オウム返し 飛行 変化 威力- 命中-
<効果>
相手が最後に使った技で、相手を攻撃する。技の対象が「1体選択」の場合は技を使用したポケモン(味方を含める)を攻撃し、それ以外の場合は、自分がその技を使用した場合に本来取りうる対象に攻撃する(「相手全体」「自分以外」など)。ただし、技の対象が「自分」や「場」の場合などは失敗する。相手の技がZワザの場合は失敗する。
<Z技>
『こうげき』ランクが2段階上がる。また、相手の技が変化技ではない場合は、Zワザとして相手に返す。
オウム返しという技は、Z技にすると攻撃が2段階上昇する。そう、実質「剣の舞」である。
オウム返しを採用することのメリットは大きく分けて3つ。
①Z技を切るタイミングを見計らう必要がない。
前述した通り、コケコの物理技は多くなく、ブレイブバードZや奮い立てる電気Zの場合、Zを切るタイミングを逃してしまうと、崩しに失敗することがある。
一方、オウム返しであれば、Z発動後A↑↑状態が続くため、一度Zを透かす動きをされたとしても崩しの火力を失わない。
②電気技の火力もあげることができ、数値受けのポケモンも崩すことが出来る。
ブレイブバードを媒体とした飛行Zの場合、投げられやすい草タイプのポケモンは相手できるが、ラッキー、バンギラス、ヒードランといったポケモンを相手にすることが出来ない。
しかし、オウム返しであれば、飛行技と電気技の火力を同時に上げることが出来るため、幅広いタイプの受けサイクルを相手にすることが出来る。
③受けサイクルでないパーティに対しても選出が可能。
受けサイクルを崩すポケモンは、受けサイクル以外のパーティに対しての選出率が落ちることが多い。
しかし、このポケモンはビーストブーストと同じような感覚で、削れたポケモンに対して繰り出し、相手の技をZで返して倒すと同時に火力を上げることが出来るため、通常のパーティに対しても十分選出できる。(オウム返しは自分の前のポケモンに対して撃たれた技に対しても反応するため、死に出しからオウム返しが成功する、また相手の技を返す前にAが上昇する)
この「能力を上げながら殴る」という能力は非常に強く、普段であれば起点にし辛い、能力の上がったポケモンや激流ゲッコウガ、キノガッサといったポケモンを倒しつつ起点にすることが可能である。
その他にも、受け崩しポケモンに比較的ありがちな「ゲンガーに上から殴られて死んだ」という問題に対して最悪同速勝負ができること、EFを後続に残すことが出来ることなどもメリットである。何より、色々なZ技を1匹で見ることが出来てとても楽しい。おすすめはゴーストZ、悪Z。
【技構成の考察】
技構成としては、コンセプトであるオウム返し、メインウエポンのワイルドボルトと崩しのブレイブバードは確定。
残り1枠に関しては、反動無しの技で最も威力が高いことと、前述の2つの技で有効打が無くなる電気タイプ、主にボルトロス等に対しての遂行技となる恩返しを採用した。
この枠に関しては諸説であり
主に役割対象はマンムー。皮のあるミミッキュに対してワンチャンできる。
蜻蛉返り
ある程度サイクルを回してから詰めたい場合に採用。
めざ氷/草結び
この型で厳しいランドロスやヌオーに対して。火力は期待できない。
これらの中から選択する。
オウム返しということで、守るや身代わりが連想されるかも知れないが、技範囲を広げたほうが強いと感じたこと、技の反動ダメージが痛いこともあり、欲しいと感じることは殆ど無かった。
【相性の良い味方】
・ステロ撒き
後ほどダメージ計算を乗せるが、+2状態でもワイルドボルトが微妙に火力不足であるため、ステルスロックを撒くことは非常に重要。
特に、大爆発で相手を大きく削りながら自主退場できるランドロスや、挑発で相手に攻撃を強いることのできるグライオンは相性◎。
・先制技持ち
受けサイクル以外の構築に選出する場合、先制技持ちがいると物理型のポケモンをオウム返しの圏内に押し込むことが出来る。
【オウム返しの使い方】
①受けサイクルに対して
カプ・コケコは本来有利不利がはっきりしているので、エアームドやヤドランといった有利対面を作り、Zで攻撃を上げる。Z技で返す効果に対してはあまり必要がない。
ラッキーやバンギラスといったポケモンに対しては、A↑↑ワイルドボルトで確定を取ることが出来ないが、ステルスロックを絡ませることで、良い乱数での勝負が出来る。
②受けサイクル以外のパーティに関して
基本的にはニトロチャージやビーストブーストと同じように、削れた相手をZで仕留めて能力を上げることを考えて行動する。
しかし、オウム返しは相手の技を返す前にAが上がるため、A2段階上昇のZ技を撃ち込むことが出来る。そのため、等倍以上のダメージが入る相手には、かなりのダメージが見込める。
ダメージ計算(オウム返し後+2、Z技で返すことを想定)
ミミッキュ:155(196)-100(0)
かげうちZ 161.2~190.9% どんな型のABミミッキュでも確定1発
ギルガルド(剣):167(252)-70(0)
かげうちZ 214.3~252.6% どんな型のギルガルドでも確定1発
※カプ・コケコ-ギルガルド(剣)体面は瞑想警戒もあり、基本的にはキングシールドは撃たれなかった。
カバルドン
氷の牙Z 75.3~89.3%
メガガルーラ:H212(252)-B120(0)
恩返しZ 78.7~92.9%
捨て身Z 93.3%~110.3%
不意打ちZ 69.3~81.6%
このため、相手が物理型の場合は相手を少しでも削れれば、オウム返しでの起点にすることが可能であった。
尚、オウム返しは変化技なので、不意打ちは反応しない。そのため、相手の不意打ちに対してオウム返しを押すことで不意打ちを透かすことが出来る。
Zが残っている場合
相手不意打ち(オウム返しが変化技なので失敗)⇒オウム返し(不意打ちが悪Zになる)
Zが残っていない場合
相手不意打ち(失敗)⇒オウム返し(不意打ち/後攻なので失敗)
オウム返し(前のターンの不意打ちを返す/先攻なので成功)⇒相手通常技
オウム返しは不意打ちよりPPが多いため、相手の不意打ちに対して不意打ちを撃ち続けることで相手に変化技や他の優先度+1以上の技が無ければ不意打ち択に必ず勝つことが出来る。
【終わりに】
非常に長い考察記事になってしまいましたが、ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
自分もこのコケコを使ってきましたが、当然殆ど読まれないこともあり、受けサイクルに対しては非常に強く、また使い方に慣れれば、基本選出にもしっかり組み込めるスペックがあり、ポテンシャルを持ったポケモンだなと感じました。
何より、普段見ないようなZ技を使う機会が多く、使っていてとても楽しいポケモンだなと感じました。
とても面白い型だと思っているので、是非皆さんにも使って頂けたら嬉しいです。
【ダメージ計算】
※全てオウム返し後のA↑↑、EF込みで計算
※必要があれば計算を追加します
ワイルドボルト
ヒードラン:H198(252)-B126(0)
102.0~120.2% 確定1発
メガバンギラス:H175(0)-B170(0)
85.7~101.1% ステロ込みで乱数81%
ラッキー:H345(156)-B62(252+)
82.4~97.2% ステロ込みで乱数61%
※ラッキーはコケコ単体では完全には崩せないが、ワイルドボルトを受けきれないため、サイクルを回し、ステロを2回入れる立ち回り、若しくは後続の特殊ポケモンの圏内に入れることでサイクルを崩す立ち回りを行った。
カビゴン:254(148)-117(252)
85.4~100.7% ステロ込みで乱数81%
メガガルーラ:212(252)-120(0)
99.5~117.9% 最低乱数切って1発
ブレイブバード
ジャローダ:H182(252)-B116(4)
142.8~169.2% 確定1発
カプ・ブルル:H177(252)-B183(252+)
93.7~110.7% Bに補正がかかっていなければ確定1発、HB特化でもステロ込みで確定1発
モロバレル:H221(252)-B134(252+)
102.2~120.3% 確定1発
メガフシギバナ:H187(252)-B143(0)
113.3~133.6% 確定1発 HB特化でもステロ込みで75%の乱数1発
アーゴヨン:H148(0)-B93(0)
109.4~129.0% 確定1発
恩返し
ボルトロス(霊):H154(0)-B90(0)
92.2~109.0% ステロ込みで確定1発
※相当耐久に厚いボルトロスでなければステロ込みで確定1発が取れる。ステロ+恩返しで落ちないボルトロスは基本的に毒技を持っていないので撃ち勝てる。
カプ・コケコ:H145(0)-B105(0)
84.1~99.3% ステロ込みで乱数75%
アイアンヘッド
マンムー:185(0)-100(0)
109.1~128.6% 確定1発
【S15シングル】神速展開ランドアゴギャラ【最高最終2003】
皆さんこんにちは、ペクチンです。
2シーズンぶりにレート2000を達成することが出来たので、構築記事という形で残していきたいと思います。
1.構築コンセプト
いつも使っているランドロス、ギャラドス、アーゴヨンから構築をスタート。
裏Zとして初めにオウム返しZコケコを採用(その後特殊型に変更)、厳しいガルーラ、クチート軸に対してのメガ枠としてリザードンYを採用した。
更に、グロス軸、ガルーラ軸への勝率が悪いと考え、比較的先発が安定するカビゴンを採用して構築を組んだ。
2.個体紹介
①ランドロス
【性格】陽気
【特性】威嚇
【努力値】0-252-0-x-4-252
【持ち物】気合の襷
一番信頼している先発要員。
困った時はとりあえず初手に投げておけば何らかの仕事はしてくれるポケモンであったため信頼していた。
しかし、この構築を使って長いこともあり、先発としてのランドロス展開が読まれることも少なくなかったため、カビゴンやリザードンを先発で出して暴れた後、襷を盾にストッパーとしての仕事をさせることも少なくなかった。
以前に比べ、ボルトロスや最速テテフが増えたため岩石封じが欲しいと思う場面も少なくはなかったが、それらは爆発のタイミングで誤魔化した。
今期はDLポリ2が非常に多く、攻撃⇒トリルの動きが非常に強力だったため、叩き⇒爆発による行動阻害を頭に入れて行動することが大切であった。
②アーゴヨン
【性格】臆病
【特性】ビーストブースト
【努力値】0-x-0-252-4-252
【持ち物】ドラゴンZ
【技構成】流星群 ヘドロウェーブ 大文字 悪巧み
一般的なタイプのアーゴヨン。
最終日直前まではカバマンダガルドのギルガルドを強く意識し、以前のシーズンと同じ毒Zアーゴヨン(ヘドロ爆弾・大文字・悪巧み・身代わり)を使用していたが、カプ・コケコの型を変更したことと、最終日付近にバンギラス・ヒ―ドランが非常に多いと感じたため、少しでも打点が欲しかったため、ドラゴンZに変更した。今シーズンはアーゴヨンがあまり刺さっていないと感じることが多く、以前に比べて強引な選出は控えたが、それでも刺さった時の制圧力は光るものがあった。
③ギャラドス
【性格】陽気
【特性】威嚇⇒型破り
【努力値】0-252-0-x-4-252
【持ち物】メガストーン
【技構成】滝登り 氷の牙 地震 龍の舞
この構築のエース。
まずはギャラドスを通すことを考えた。技構成に関してはこれで完成されていると思っている。ミミッキュ用にアイアンヘッドが欲しいと考えることも多かったが、最近は+1滝登りでABミミッキュが倒せないことよりも、竜舞の場面で搦手を入れられることが多いので、対策自体は他で打つ方が得策だと考えた。
昨シーズンの終盤は散々な出来だったが、今期最終版は豪運を発揮し、20に上り詰める原動力となってくれた。
④カプ・コケコ
【性格】臆病
【特性】エレキメイカー
【努力値】0-x-0-252-4-252
【持ち物】電気Z
【技構成】10万ボルト めざ氷 草結び 挑発
今期終盤までは受け崩しを兼ねてオウム返しZのコケコを使っていた(これに関しては単体考察の記事を書こうと思う)が、終盤にどうしても安定したZ枠が欲しくなり型の変更を行った。ミミッキュやバンギラス、ヒードランなどに挑発を撃ち、動きを止めて裏のギャラドスで強引に舞っていくムーブが非常に強かった。
ゲッコウガよりも速いことは大きなアドバンテージで、ゲッコウガ入りには積極的に選出を行うようにしていた。
⑤リザードン
【性格】臆病
【特性】猛火⇒日照り
【努力値】0-x-0-252-4-252
【持ち物】メガ石
【技構成】火炎放射 エアスラッシュ 気合玉 オーバーヒート
ギャラドスを選出できない時の裏メガ。
ギャラドスを選出できないクチート軸、ガルーラ軸、バンギラス・ヒ―ドラン入りの受け系統が役割対象。
ガルーラやクチート軸のミミッキュ、裏のリザードンに対して上を取りたかったため最速で採用した。
気合玉に関しては命中不安だったが、ギャラドス軸で強引に崩しに行くよりは確率が高いと割り切ることにした。実際に今まで厳しかったバンギ・ドラ入りの受け系統に対してある程度の勝率が稼げたので非常に良かった。
ソーラービームは、グロスレヒレの軸に出さないため、めざ氷はボーマンダ、ガブリアスの上を取れていないため採用外とした。
⑥カビゴン
【性格】意地っ張り
【特性】食いしん坊
【努力値】52-204-252-x-0-0
【持ち物】フィラのみ
【技構成】恩返し 冷凍パンチ カウンター 欠伸
ランドロスを出しづらい時の先発要員。
メタグロス、ガルーラの軸に対して先発で投げることが多かった。
恩返しは捨て身にするか迷ったが、HPを削りたくなかったのと、レヒレに対して十分な火力が入ることが多かったため変更はしなかった。
サブウエポンは炎のパンチを採用していたが、ガルーラ軸、グロス軸に同居するランドロスを安定して削るために冷凍パンチに変更した。
調整はHBを+1陽気マンダの捨て身耐え、残りをAに回した。
カウンターは読まれることも多かったが、刺さると1匹でパーティを半壊させるほどのパワーがあって強いポケモンだと感じた。
3.選出
基本的には、ランドロス・カビゴンから入って場を整え、コケコ、アーゴヨンで暴れ、最後にギャラドスで締めるというルートを取った。
相手の先発が読める場合は、コケコ、リザ、アゴあたりから入って、ストッパーとしてランドロスを裏に置くこともあった。
※個別の選出に関しては、需要があれば追記します
4.総括
今期は2シーズンぶりに20を達成できたシーズンではありましたが、最終盤までレートが伸び悩み、厳しいシーズンでした。
このランドアゴギャラの軸に関しても、ずっと使い続けてきて、完成度は上がっていると感じるものの、環境的には正直逆風かなという感じでした。
それでも何とか目標としていた20を達成できたことは非常に嬉しいですし、頑張ってきてよかったと思います。
シーズン16はどのようなパーティで潜るかは未定ではありますが、頑張ろうと思います。
励ましてくれた皆さん、対戦していただいた皆さん、本当にありがとうございました!
何かありましたら@pectinpokeまで、気軽にフォローしてもらえたら嬉しいです。
【オフレポ】ホモンゲイル焼肉会
どうもこんにちは!ペクチンです!
今回は、ホモンゲイル君の焼肉オフに運営側として参加させていただきました
その時の様子に関して、オフレポという形で書いていきたいと思います。
初めてのオフレポということで、拙い文章になると思いますが、よかったら読んでもらえたら嬉しいです。
第1章 ホモンゲイル、着弾!!
まず初めに断っておくが、ホモンゲイル焼肉会の開始は19時30分である。
果たして、運営側参加のペクチンさんの集合時間は何時だろうか?
…
…
…
朝9時である。
さあ、声を大にして言おう
ホモはせっかち!!
というのも、何を隠そうこのホモンゲイルという男、東京に来ることはおろか、なんと飛行機に乗ることすら初めての正真正銘の田舎者であったのである。ついでに言えば童貞である。(これが何と奏功するのだが、これは後述する)
ということで、折角なので東京観光も執り行うことになり、選ばれしホモの奴隷であるペクチン、Mattomuの2人はなんと朝9時到着に羽田空港にお迎えに上がることになったのである。
そんなこんなで、午前8時30分、僕は羽田空港に向かう京葉線の中にいた。このまま行けば9時には余裕で間に合う時間である。
しかし突然、スマホが振動する。まだ空中にいるはずのホモからのメッセージである。
「早く着いた!」
なんてこったい。ホモは飛行機までせっかちなのか。
一気に余裕が吹き飛び、空港内を慌てて移動し、到着ロビーに向かう。
一足先についていたMattomuさんと合流し、なんとかホモが降りてくる前に迎撃態勢を整える。
到着ゲートについての連絡を取り合い、着弾したホモを探す。
朝早いとはいえ三連休。到着ロビーは多くの人で賑わっている。
付近を見渡すを見渡す奴隷2人。その時、左前方から童貞の匂いがするではないか!!しかもかなり強い、筋金入りの童貞である。
反射的に匂いの方を見る。
そこにキャスで何度も見た、あの顔が周りを見渡しているではないか!
ホモンゲイル、東京上陸である。
第2章 初めての東京
遂にホモンゲイルと相対した我々。
まずは軽く挨拶をし(心にもないお世辞を言われたりして)、
「まずは品川へ向かいます」
慣れない様子で当たりを見渡すホモにそう告げ、改札口へ向かう。
その時である。
「切符、買わなきゃ」
…?
キッ…プ…?
聞けばホモンゲイルという男、ICカードというものを今まで手にしたことがないという。
慌てて券売機でPASMOを購入。券売機から排出されるPASMOを、まるで筐体から排出されたつよさ200のカブトムシを見る子供のような瞳で眺める22歳男性。
もしかすると我々は、とんでもないものに足を突っ込んでしまったのかも知れない、そう気合を入れ、ようやく東京観光がスタートしたのである。
そんなこんなで羽田空港を出発し、初めの目的地であるMattomuさんオススメの上野へ向かう。
いきなり大都会へ連れて行っては、初東京のホモがショックで失神してしまう。そんな粋な配慮である。
ここは何事もなく到着し、まずは上野公園のインスタ映えしそうな噴水で記念撮影をする。
すかさずTwitterにホモとの記念撮影写真をアップする。
鳴りやまない通知。あっという間に軽く100を超えるいいねが付く。
ホモンゲイルという男、とんでもない影響力である。
各所で記念撮影をしながらゆっくりと上野を歩き、アメ横を通過して秋葉原に向かう。
実は僕自身、上野を歩いた経験は殆どないのだが、いい街である。Mattomu、侮れない。
山手線の線路沿い、駅にして2駅。少しだけ距離はあるが、パーティ構築やポケモンの型の話をしている間にあっという間に秋葉原に到着した。
その日は残念ながら歩行者天国は設置されていなかったが、一通りの道を歩く。
途中、ゲームセンターのケースの中に、参加予定のないクマを発見し、足を止める。
このクマ、僕らに会いにわざわざ東京に…!
いい奴じゃねえか、と目頭が熱くなるのを堪え、100円を投入する。
動くアーム、ガッチリとクマのデカい頭を掴み…ボトッ!
無情にも落下するクマ。簡単には手に入れられないということか。
どうするべきか、深追いすべきか、何かいい手はないのか…!
縋るような思いでTwitterを開く。
…
…
…
出禁である。
そんなこんなでお昼は3人で海鮮を食べ(これが美味しかった!)、同日に行われていたオフ会会場でホモを待つ人に挨拶に行くために一旦上野に戻る。
そして駅に戻る途中、お寺を発見し、今シーズンのレーティングバトルとこのオフ会の成功、そしてホモンゲイルの性交をお願いするためにお参りをすることになった。
正直現代人の我々は作法などよくわからないのだが、最近は親切なもので、賽銭箱の前の看板に作法が書いてある。お寺なので拍手はせず、手を合わせて祈るらしい。
なるほどなるほど。
賽銭を投げ入れ、目を瞑り手をあわs…
「パン!パン!」
鳴り響く乾いた拍手。嘘だろ。
隣を見ると、得意げな顔のホモンゲイル。
仏を前にし、とんでもないヤンキープレイである。
やはりルカリオ使いは全く前が見えていない。
これは間違いなく天罰が下る。童貞卒業は、諦めてくれ。
そんなアクシデントもありながら、何とかオフ会会場に到着。
ゼクトンさんと初対面させて頂いたり、オフ会に参加予定のカプ・ふじこさん(イケてる感じの陽キャだったので辛かった)や、あおにしさん(前日に女に囲まれたツイートをしたペンギン野郎を殴らなかっただけ褒めて欲しい)に挨拶したりと、今までTwitterでしか見たことのなかったガチ強者の皆様方にお会いすることが出来、本当に素晴らしいひと時だった。
この時14時。流石にオフ会終了までここにいる訳にもいかないので、「観光してきなよ」とのふじこさんの提案もあり、ここで会場に来ていたほいみんさんをホモンゲイル護衛隊に加え、焼肉会場の池袋のポケモンセンターに向かう。
ここでホモンゲイルの記念撮影と買い物を済ませ(ポケセンでの様子は本人が語ってくれるだろう)、ここで「KING OF WAKI」ことすいろさんと合流した。
時間は随分早かったが念のためにオフ会会場の場所の下見に向かう。
無事に道を確認し、オフ会会場の情報をグループに乗せたのが17時30分過ぎ。
なんという順調な準備であろうか。
流石に早く着きすぎたので池袋をぶらぶらし、僕がめちゃくちゃキャッチに絡まれ、風俗は早い時間帯の方がいい女の子が多いという情報も得た。(すんでのところで風俗には行かなかった)
その後こちらも早く着いたしょこらさんたちと合流し、いよいよオフ会の開始が迫ってきたのである。
第3章 対戦よろしくお願いします
今回のオフ会に当たっては、ホモンゲイル主催の下、僕とダッシュさんが運営のトップを務める形で運営を行った。
しかし、ダッシュさんは同日のリボオフに参加しており、そちらの参加者を引き連れての途中参加となる運びだったため、そこまでは僕だけで何とか乗り切らなければならないのである。
開始まで30分を切り、続々と参加者が焼肉店の前に集合する。
「ペクチンさんどうも!」
聞き覚えのある声がする。顔を向けると爽やかなイケメン。少しでも真剣にレートをやったことのある人なら分かるであろう、TN「うさみてつや」のメタグロスさんだ。
メタグロスさんとは以前、アローラのSさんとの会食で会ったことがあり、その時もイケメンだったのだが、なんと今回もイケメンであった。許せない。
その後も参加者の皆さんとお話しをし、事前に作成した名札を配ったりしている間に19時10分。ここで入店が許された。
開始まではあと20分ほど。テーブルには初めのお肉が用意されているが、焼き始めてしまうと時間が開始されてしまう。まだ来ていない参加者もいたため、待っていなければならないのだが、ここで心配なことがある。
そう、TN「うさみてつや」である。
ご存知の通り、彼は戦闘狂である。少しでも目を離すと、TN「おにく」さんとの戦いを始めてしまいかねないのだ!
何度も重ねて注意を行い、何とかTN「おにく」さんとのマッチングを回避することに成功した。
そして遂に定刻、19時30分。
ホモンゲイルに挨拶を促し、店内を「対戦よろしくお願いします!」の声が駆け回る。
「ミーティングバトル」開始である。
4人席には、僕の他に、イケメン陽キャのふじこさん、脇のことならなんでもお任せのすいろさん、童貞ホモンゲイル。
間違いなく色んな意味でレートの高い席である。
ホモンゲイルは他の席も回る予定だったため、とにかくホモンゲイルにお肉を食べさせようと急ぐ3人。僕とすいろさんがトングを持ち、お肉を盤面に敷き詰める。
ここは神速展開構築の使い手としての腕の見せ所。素早く盤面を整える。
2つのトングを使い、3本の手が素早く七輪というフィールドを整えていく。
…3本?
トングは2本、おかしな話である。
ふと見てみると…ホモンゲイルが肉を七輪に乗せているではないか!
しかも、彼が使っているのはトングではない、肉切ハサミ!
当然ハサミ、肉は切れ、机に落下する。
これまた、ルール無用のヤンキープレイングである。
ルカリオ使い、恐るべし…。
その後持たせたトングを謎の持ち方で持つホモンゲイル。
その後話は弾み、隣の席の皆さんにも話しかけ、8人でワイワイ話す。
やはり趣味が同じ人同士、初対面だったが本当に話が弾む!
そんな盛り上がる話の中、「カラン」という音が聞こえる。
間髪入れず「ちょ、ゲイル君!」というふじこさんの声。
ホモンゲイルの手には、空の皿。
火消用の氷が入っていた皿である。
…ひとつ質問いいかな?
火消用の氷、どこやった?
そんなこんながありながら、ダッシュさんはじめリボオフに行っていた皆さんも合流し、総勢35名が勢ぞろい。
残念ながら時間が足りなく、全員としっかりお話しすることは叶わなかったが、ひたすら肉を食いながら大好きなポケモンの話をするという夢のような時間を過ごすことが出来た。
ペンがあることを告げると、一同が一気にホモンゲイルに群がりサインを求める。まるでスーパースターだ。
その間も色々な人とお話しができ、個人的に一度お会いしてみたかったもやしきのこさんとお会いでき、お話しできたのが非常に嬉しかったのが記憶に残っている。(リア充感が出ていたのは許せない)
楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、ここで早くも焼肉終了の時間に。
他の席を回っていたホモンゲイルを呼び戻し、挨拶を促す。
ホモンゲイルの感動的な挨拶で涙を流す一同。
そして終わりには「この会の運営に力を貸してくれたペクチン君、ダッシュ君、本当にありがとう」と運営を担当した僕らに有難い一言。
「お礼にプレゼントを用意してあります」とホモンゲイル。湧き上がる一同。
なんてことだ、ホモンゲイル。
全員分の名札を作ったり
ここまでの会の運営を行ってきた我々を、この男は見てくれていたのだ。
ホモンゲイルに促され、立ち上がる。
お礼を言うのはこっちの方だ、ホモンゲイル、君は最高の男だよ。
君から貰えるプレゼントだったら何だって最高に嬉しい。
そしてホモンゲイルが鞄に手を伸ばし、何かを掴んで高々と掲げる。
…
…
…
前言撤回。なんて奴だ。
その後焼肉店を出て、参加者全員で記念撮影を行う。
そしてここからは大人の時間。20歳以上の希望者でカラオケに向かう。
正直ここは随分と疲れていて鮮明には覚えていないのだが、皆JPOPを歌うリア充集団だったことと、ホモンゲイルの歌が衝撃的だったことを記憶している。
第4章 スクランブル交差点の夜
カラオケも無事に終わり、日付も変わる頃。
皆それぞれ家路につき、残ったのは僕の他、ホモンゲイル、しょこらさん、ダッシュポケ。泊まるあてのない面々は、僕の家にお持ち帰りすることになった。
池袋から山手線で僕の家を目指す。
しかし僕にはまだやっておきたいことがあった。
ホモに渋谷を見せることである。
ハチ公、スクランブル交差点、センター街。
僕自身、もともとは愛知出身なのだが、初めて渋谷を訪れた時にはこれが渋谷かと衝撃を受けたものである。
この感動を、是非ともホモンゲイルにも味わわせてやりたい。
ということで、渋谷で一旦電車を降り、ハチ公前に向かう。
「これがハチ公かぁ!凄いなあ!」
聞いたことのあるフレーズに興奮するホモンゲイル。
夜も遅かったため、記念撮影と共に一通りの紹介をして早めに帰ることに。
ハチ公前で集合写真を撮り、スクランブル交差点へ向かう。
スクランブル交差点、渋谷109をバックにした撮影を行った。
「最後に交差点の真ん中で撮ろう!」
そう言ってホモを交差点の真ん中に立たせ、スマホを構える。
「いえーーーーい!」
ホモの後方から陽気な声が聞こえ、見知らぬ男性がホモンゲイルと肩を組む。
ホモは驚いて固まっていたが、渋谷ではそこまで珍しくもない光景。
「ありがとうございます!!いえーーーーい!」
こちらも陽気に返し、一緒に写真を撮ってもらった。
「いえーーーーい!」
今度は女の人の声。25歳くらいだろうか。先ほどの男性同様近づいてきた女性は、可愛らしくホモの肩に手を回す。
固まるホモ。地雷型ポケモンを見せた時に固まるトレーナーを思い起こさせる。
顔は引きつり、明らかに先ほどより緊張しているのが分かる。
まあ、これも渋谷ではよくあることなので、「ありがとうございます!いっきまーーす!」とシャッターを切った。
「撮れました!ありがとうございました!」
被写体の二人に声をかける。
少し安堵の表情を浮かべるホモ。
しかしその瞬間、女性はホモの首に手を回したではないか。
Z技が発動する前の一瞬の間で全てを察するように、この間で全てを察した僕、そしてホモンゲイル。
ホモの顔からは一瞬で余裕がなくなり焦りの色が浮かぶ。
もうお分かりであろう。ホモの左頬に口づけが行われたのである。
呆然とするホモ。小走りに立ち去る女性。にやつくダッシュポケ。
楽しいおもちゃ「キスンゲイル」が出来上がった瞬間である。
その後少し渋谷を歩いたのち家に帰り、疲れ切った4人とも死んだように熟睡した。
こうして、波乱万丈のホモンゲイル焼肉オフは幕を閉じたのであった。
さてさて、いかがだったでしょうか?
1日の出来事でしたが、書きたいことが多すぎてめちゃくちゃ長いレポになってしまいました。
ここまで読んでくれた皆さん、本当にありがとうございました。
自分自身、このようなオフ会の運営をすることは初めてで、上手く運営できなかったらどうしよう、何か不備があったらどうしようと、とても心配な部分が多かったのですが、参加者の皆さんが本当にいろいろ協力してくださり、何事もなく終えることが出来ました。
最後になりますが、このような機会を与えてくださった主催のゲイル君、一緒に運営を考えてくれたダッシュポケさん、アローラのSさん、Mattomuさん、メタグロスさん、そして参加者の皆さんには本当に感謝しています。ありがとうございました。
またオフ会などで皆さんに会えること、レートで対戦できることを、楽しみにしています。
ではでは。
【S13シングル】神速展開ランドギャラアゴ【最高2063】
こんにちは、ペクチンです。
シーズン13お疲れ様でした。
今期は自己最高となる最高レート2063を達成できたので、構築記事を書いていきたいと思います。
卒業論文に追われて投稿がめちゃくちゃ遅くなってしまったことを始めにお詫びします。
①パーティコンセプト
シーズン12が非常に悔しい結果に終わり、パーティの大幅な変更を覚悟し、パーティの軸の変更すら頭をよぎったが、展開構築が非常に厳しくなり、レート上位ではアゴギャラの並びを殆ど見なくなった今、なんとしてでもこの構築を守り抜かなければならないと感じ、結局またいつも通り、ランドロス-アーゴヨン‐ギャラドスの並びから構築をスタートした。
今まではバンギラスやヒードラン、カビゴンがいる際にアーゴヨンが出せず負けることが多かったため、裏Z枠を探していたところ、ダッシュポケ(@dasshupoke)さんから奮い立てる型のゲッコウガを紹介してもらい、裏Z枠として採用が決まった。
ここまでで重めなカプ・コケコやゲッコウガへの駒として、カビゴン、更にカビゴンと相性の良いゲンガーを採用し、パーティが完成した。
②個体紹介
性格:陽気
努力値:0-252-0-x-4-252
持ち物:気合の襷
いつもの起点づくり要員。
殆ど全ての試合で選出した。
一般的なランドロスと異なり、岩石封じを切って叩き落とすを採用。
そのため、アゴギャラの並びが処理に困りやすいカバルドン、ポリゴン2、ナットレイ、テッカグヤ、スカーフ持ち等に大きな役割を持てる。
岩石封じが欲しい場面はそこまで無いというのが正直なところだが、ボーマンダなどの起点にならないようにするために大爆発で自主退場するタイミングを常に気を付けていた。
ステロ→大爆発の流れは読まれやすいので、場合によってはステロを撒かず、削りを優先することも必要。
今期はあまり凍ったり怯んだりすることはなかったが、水手裏剣は沢山当たった。
間違いなく選出率1位。
性格:臆病
努力値:4-x-0-252-0-252
持ち物:ドクZ
技構成:ヘドロ爆弾 大文字 身代わり 悪巧み
この構築の表Zエース。
アーゴヨンの長所であり短所でもある技範囲のピーキーさを身代わりでカバーした。
交代や欠伸などのタイミングで身代わりを張って悪巧みの隙を作り、いくつものイージーウィンを作り上げた。
本来であればヘドロウェーブの方が火力は高いが、Z技にした時の火力が変わらないことから、追加効果の毒の確率に期待してヘドロ爆弾を採用した。
実際に火力が足りないと感じたことは殆どなかったが、追加効果で拾った試合が少なからずあったため、この変更は正解だと感じた。
身代わりを入れる場合、努力値の余り4をHに振らなければならないが、そうするとBとDが同じ数値になり、ダウンロード対策が出来なくなるのが欠点。B個体値28-29の個体が必要だと感じた。
調子や流れが悪い時に大文字を外しがちなので、僕とこのポケモンは一心同体だと感じた。
選出率は3位。
性格:陽気
努力値:4-252-0-x-0-252
持ち物:メガ石
技構成:滝登り 氷の牙 地震 竜の舞
今や不動のエース。このポケモンもほとんどの試合で選出した。
技構成や努力値に関しても、正直これ以外ないかなと考えている。
現在はメタグロスがアームハンマーを持っていることも多いので、メガのタイミングは非常にシビア。
基本的にはメガせずに戦うことを念頭に置きたい。
今期初めての20チャレで、削れたボーマンダ相手に氷の牙を外して負けた大戦犯になりかけたが、20↑の戦いで非常に活躍したので許した。
選出率は2位。
性格:やんちゃ
努力値:0-252-0-4-0-252
持ち物:ノーマルZ
技構成:ギガインパクト けたぐり 悪の波動(冷凍ビーム) 奮い立てる
アーゴヨンを出せないときの裏エース。
今までこの枠にはずっと悩んできたが、今回はここにこのゲッコウガがピタリとはまってくれた。今回のMVP。
バンギラス、ヒードラン、カビゴンなど、アーゴヨンが止まるポケモンに強く、かつボーマンダを呼ばない、という難しい要求であったが、これを解決できるウルトラCであった。
しかし、扱いが多少難しく、終盤には奮い立てるゲッコウガの行動を読んでくる相手も一定数いたため、この枠に関しては更なる考察が必要であると感じた。
この型を紹介してくれたダッシュポケさん、ありがとう。
選出率は4位。
ゲンガー
性格:臆病
努力値:0-x-0-252-4-252
持ち物:メガ石
技構成:シャドーボール ヘドロ爆弾 気合玉 鬼火
裏メガ枠として今回はゲンガーを採用した。相手のゲンガーやコケコとも最低限同速勝負ができることや、メタグロス、ゲッコウガを上から殴れることもあり、初速が速いポケモンは強いんだなあ、と感じた。(小並感)
技構成は、ヘドロ爆弾を確定として、後述するカビゴンのサポートをするために鬼火を採用した。しかし、他に状態異常を撒けるポケモンもいなかったため、祟り目ではなく、鬼火を入れなくとも火力の出せるシャドーボールを採用した。
ゲッコウガとセットで選出することも多かったが、どうしても相手にミミッキュやS上昇できるポケモンがいると選出しづらかった印象。この枠に関しては更なる検討を行いたいと思う。
選出率は5位。
性格:意地っ張り
努力値:212-4-244-x-44-0
持ち物:ピンチベリー
技構成:捨て身タックル ヘビーボンバー 呪い リサイクル
ここまでで重めなゲッコウガ、カプ・コケコへの誤魔化しとして、かつランドカビゲンの並びを形成するために採用。
調整はとりあえずテンプレのものを流用させて頂いた。
メインウエポンとして恩返しでなく捨て身タックルを採用したが、木の実調整をしてくる相手のプランを崩すことができ、また純粋に火力面でも魅力的だった。
サブウエポンはルカリオ、バシャーモ、ギルガルド等がいるときは基本的に選出しないと決めていたため、ミミッキュへの遂行速度を高めるために地震ではなくヘビーボンバーを採用した。
選出したときは非常に活躍してくれたが、相手の全てのポケモンが毒持ちに見え、選出できるパーティが限られてしまったのが非常に残念だった。
免疫の食べ残し型なども試してみたいと感じた。
選出率は6位。
③振り返り
今期は初めて20ガッツリと潜り、最高レートを大きく更新して2063まで上げることが出来ました。20を超えてからは多少マッチングや運に恵まれた部分もありましたが、それでもここまでレートをあげることが出来たことは、非常に嬉しく思います。
ランドギャラアゴという構築に関しては、ミミッキュをはじめとするストッパーの存在もあり、お世辞にも環境トップクラスであるとは言えません。今期も、18帯を超えてから多くの試合数をこなしましたが、この構築のランドアゴギャラの構築に当たることはありませんでした。
しかし、この構築はトップメタとも十分に渡り合える実力のある構築だと、個人的には考えています。選出率の低かったポケモンに関しては再度見直し、より完成度の高い構築を作っていければと考えています。
最後になりますが、今期対戦していただいた皆さん、アドバイスをくれた皆さん、応援してくれた全ての皆さん、本当にありがとうございました。
この構築に関して、ご意見、ご感想等あれば、ペクチン(@pectinpoke)までコメントいただけたら幸いです。
【単体考察】ボディパージギルガルド
こんにちは、ペクチンです。
今回は、以前自分が使用していて、3度のレート2000を達成した、ボディパージ採用型ギルガルドに関して、単体考察をしていきたいと思います。
色々考察してみたため少々長くなりますが、よかったら読んでもらえたら嬉しいです。
以下常体
①ギルガルドとは
タイプ:鋼/ゴースト
特性:バトルスイッチ
種族値(シールド):60-50-150-50-150-60
種族値(ブレード):60-150-50-150-50-60
2つのフォルムを持ち、攻撃時と守備時でそれぞれの数値が入れ替わるポケモン。
シールドフォルムにおいてはタイプ一致抜群技も平然と耐える耐久力を持ち、ブレードフォルムから繰り出される攻撃は並大抵のポケモンでは受けきることが出来ないほどの火力が出る。鋼、ゴーストの技範囲に加え、聖なる剣を覚えることから格闘打点も兼ね備える。
現在の環境では、技「キングシールド」を駆使しながら戦う型が主流。
ゴーストZや鋼Z、命の珠で火力を増して1撃の圧力を増したり、相手の抜群技を受けて弱点保険で返り討ちにする型も少なくない。
また、高い耐久を生かし、相手に毒を入れて削っていく、「残飯ガルド」も多く存在する。
型が豊富でなかなか読みづらいこともこのポケモンの強さの1つ。
②何故ボディパージなのか?
簡単に言うと、ギルガルドに抜き性能を付与するためである。
ギルガルドというポケモンは、非常に対面性能の高いポケモンだが、抜き性能という面ではあまり優れているとは言えない。
その理由としては、素早さの低さが挙げられる。
やはり素早さ60という数値はポケモンの中でも非常に低い部類であり、ギルガルドが2体を倒すためには2体の攻撃を受ける必要がある。いかに防御種族値の高いギルガルドとはいえ、Z技も存在するような現在の環境において、2匹の技を完全に受けるのは簡単ではない。特に、ギルガルドの弱点である地面タイプの技は多くのポケモンが持っており、キングシールドを持っていても2体のポケモンを倒すことは容易ではない。
その為、相手のパーティに、対面なら勝てるポケモンが複数いたとしても、実際には対面から1匹、その後影うちで削って落ちる、という動きになることが少なくない。
そこで注目したのが「ボディパージ」という技。現在はテッカグヤがたまに使用するということで知っている人も多いかとは思うが、素早さを2段階上げ、自分の体重が半分になるという技である。
動き方としては非常に簡単で、1発攻撃を耐えてボディパージ。相手を抜き去り、後は上から高い攻撃力を押し付けていく。ギルガルドに抜き性能が加われば、まさに無双という他ない。
ギルガルドの処理として上から2発殴って倒そうと考えている人は多く、そういった相手に対しては3タテしていくことも少なくない。
更に、ボディパージ型にすることにより、「みちづれ」の採用も可能になる。1体倒した後に上からみちづれを撃って2匹目を強引に持っていくプレイングが可能になる。
このように、ボディパージを採用することで、従来型のギルガルドに比べ、抜き性能を大きく高めることが出来る。
③詳細考察
ここからは、実際にボディパージを採用するにあたっての詳細に関して考察する。
1.持ち物
ゴーストZ
ほぼこれで確定。
C150からのZ火力で強引に1匹持っていくことが可能。
特に理由がなければゴーストZを持たせたい。
命の珠
耐久振りのテテフやグロス、リザードン、ボーマンダに対して有効。
Zが埋まっているなら採用出来ないこともないが、耐久をあまり振れないことから安定感はない。
達人の帯
火力の底上げなら抜群技を繰り出せることを条件に帯で事足りる。
アーゴヨンをめざ氷で落とせるようになるレベルの火力は出る。
抜群を取れないときの火力は低いため、汎用性は落ちる。
弱点保険
抜群技を受けることで、実質毎ターンZ技を撃つだけの火力を出すことが可能。
しかし当然、ボディパージ前に受けないとそのまま落ちてしまうため、発動機会が限られてしまう。
2.技選択
【確定技】
ボディパージ
この型のコンセプトなので確定。
シャドーボール
通りの良いメインウエポン。
威嚇や火傷で威力が下がらないため、特殊中心で。
【準確定】
めざめるパワー氷
ボーマンダ、ランドロスに通るウエポンとして特に理由がない限り確定で採用したい。
【選択技】※優先度が高いと思われる順に記載していく(★はおすすめ度)
聖なる剣 ★★★★★
意識先→ノーマル・悪タイプ
シャドーボールの通らないノーマル・悪タイプに通る格闘技。
A下降無振り聖剣(抜群)とC252ラスターカノン(等倍)が確定数的に同じダメージ。
受けルのラッキーへのダメージソースになることも含めて優先度は高い。
道連れ ★★★★★
意識先→全体
ボディパージを採用することで採用できる技。
シャドーボールが通らないポケモンに対しては他のウエポンでも確1は取れないため、それならば道連れしてしまおうという意図。
先発が削ったポケモンの前でボディパージを積み、シャドボで1匹、Zで1匹、道連れで1匹というムーブでイージーウィンを狙うことも可能。
ギルガルドの道連れは非常にマイナーなため読まれる心配がほぼないのもGOOD。
道連れを仕込むことでクチートの不意打ち択にも強くなる。
ラスターカノン ★★★☆☆
意識先→カプ・ブルル、マンムー
カプ・ブルルやマンムーを強く意識するならラスターカノン。
タイプ一致技ではあるがこれら以外にシャドーボール・聖なる剣よりもダメージが期待できることは少ないため、優先度は低め。
かげうち ★★★☆☆
意識先→ミミッキュ、襷ゲッコウガ、キノガッサ
この型の特性として削れた後の先制技に弱い。
ミミッキュ、ゲッコウガの先制技に対して先行し、皮や襷を潰す。
パーティがミミッキュに厳しいなら採用の価値があるが、優先度は低め。
どくどく ★★☆☆☆
意識先→サイクル時の相手全体
サイクル戦を行い、最後にギルガルドをアタッカーとして降臨させるなら。
体面的に扱うのなら必要はない。
キングシールド ★☆☆☆☆
意識先→物理アタッカー
基本的には必要のない枠だが、この型にキングシールドがないとみて殴ってくる物理アタッカーのAを削ぐことが出来る。
優先度としては決して高くない。
基本的には聖なる剣か道連れのどちらから選択、パーティ単位で厳しいポケモンや相手にしたいポケモンがいる場合はそれに合わせて選択という形になる。
3.性格・努力値
<性格>
威嚇等で機能停止しないようにするために特殊型が有効。
基本的には準速で十分であり、火力が欲しいため控え目で確定。
必要になったときのみ臆病も考慮に入る。
<素早さ>
この型のギルガルドは特に素早さラインが重要となる。
準速ギルガルドが実数値112となり、ボディパージ後に実数値224ぴったり最速フェローチェを抜ける。
準速スカーフテテフまで意識し、このラインはキープしたい。
他に調整意義のある素早さラインは以下の通り。
※実数値(性格・S努力値)
123(臆病252) 最速 準速70属抜き 雨準速ラグを意識
112(控え目252) 準速 フェローチェ、準速スカーフテテフをボディパで抜く
101(臆病92/控え目164) ボディパ後最速130属抜き
<耐久>
素早さ、火力に努力値を大きく割くため、基本的には耐久を振る余裕がない。
素の耐久自体はそこまで振らなくてもあるため、抜群を取られなければ基本は1発耐えると考える。
ギルガルドはHPが低いため、HPに努力値を振る。
調整意義があると感じた耐久調整ラインは以下の通り。
※HP実数値(努力値)
157(172) 陽気ランドロスの地震確定耐え
152(132) カプ・コケコのEF10万Z耐え
141(44) 臆病メガゲンガーのシャドーボール確定耐え
これらをふまえ、調整案を以下に示す。
4.実調整
<調整案1>
性格:控え目
努力値:44-0-0-212-0-252
現在自分が最もおすすめする型。
臆病ゲンガーのシャドボ耐えという最低限の耐久を確保しつつ、最低限の準速をキープ。
無振りカプ・テテフやメガメタグロスに対してのシャドーボール、無振りボーマンダへのめざ氷で確1が取れる火力も確保。
努力値に余裕がなく、DL対策までは回せなかったため、必要ならめざ氷厳選時のB30を残してB<Dにする。
<調整案2>
性格:控え目
努力値:172-0-0-174-0-164
素早さをボディパ後最速130属抜きまで抑え、耐久に回した型。
調整案1では高めの中乱数で落ちてしまう陽気ランドの地震、コケコのEF10万Zまで耐えるように耐久を振った。
無振りカプテテフ、メガメタグロスがシャドーボールで超高乱数1発になるので出来ればステロが欲しい。
半端なポケモンならHPに余裕を持って耐えられる可能性があるため、弱点保険や珠での採用も有り。
<調整案3>
性格:臆病
努力値:0-0-0-252-4-252
雨パのラグラージまで意識して素早さを準速70属抜きまで上げた型。
この型であれば道連れの採用は必須だと思う。
④相性の良い味方
1.ステロ撒きポケモン
ギルガルドの抜き性能をさらに上げることが出来るのが、ステルスロック。
ステロがあることで、耐久振りメガボーマンダもめざ氷で落ちるようになり、環境上位のメガポケモンの多くを確定で落とせるようになる。
特にランドロスは威嚇で相手のAを下げたり、対面したくない相手のリザードンを裏に流せることから、非常に相性が良い。
この型のギルガルドの弱点として、ミミッキュには非常に弱いことが挙げられる。
そのため、ミミッキュに強いポケモンで牽制をかけることにより、ギルガルドを通しやすくすることが出来る。
3.ギャラドス、ガルーラ
メガ枠としてはギャラドス、ガルーラがおすすめ。
ギルガルドが2匹は持っていく動きが可能なため、最後に対面に強いメガポケモンを置くことで、より勝ちを得やすくなる。
以下敬体
如何だったでしょうか?
対面性能の高いギルガルドも良いですが、抜き性能のあるギルガルドも非常に面白く、使いやすいんじゃないかと思います。
実際に自分もレートで使用しましたが、ボディパージから3タテを決めた試合が何度もあり、非常に気持ちが良かったです。
まだまだ研究段階ではありますが、大きなポテンシャルを秘めたポケモンであることは間違いないと思います。少しでも使う人が増えたらうれしいなと思います。
ご意見ご感想、他にもこういう技、調整があるよ、等々ありましたら、ペクチン(@pectinpoke)まで気軽にメッセージ頂けたらとても有難いです。
ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。
【USM-S11】音速ギャラアーゴヨン【2ROM20 最高2019】
こんにちは、ペクチンです。
まずはUSMシングルレート・S11お疲れ様でした。
今期は自分としては初めての2ROM20達成、また20からの1勝を達成し、最高レート更新(2019)を達成することができ、非常に収穫の多いシーズンになりました。
ということで、今期も構築記事の方を書かせていただきます。
比較的面白いポケモンを多く詰め込んでみたつもりなので、よかったら読んでもらえると嬉しいです。
以下常体
①パーティコンセプト
毎回目指しているところではあるが、自分のレーティングバトルは
サイクル数、被サイクル数を極限まで減らし、スピーディに勝利を目指す
という点を目標にしています
理由としては
上位との戦いでは、高度な読み合いが発生し、択勝負になってしまうことも多い
↓
択勝負となると、一概に「必ず勝てる」とは言えなくなる
というところがあり、勝率を上げるためには、なるべく択が発生するような戦いをしない、ということが必要であると考えているからです
その為、自分のサイクル数を減らすことは勿論、相手のサイクル数を減らすことも考えポケモンや技を選んでいくようにしています
②今期の構築
ここ数シーズン使っているランドロス-ギャラドス‐アーゴヨンの並びからスタート
今期の新メンバーとして
低速サイクルやバンギ入りの並びを崩すためのグロウパンチメガメタグロス
裏メガかつドラン入りへの対抗としてのヒコウZウルガモス
を組み込み、パーティが完成した
③個別紹介
No.1 ランドロス
【性格】陽気
【特性】威嚇
【持ち物】気合の襷
【努力値】0-252-0-x-4-252
ステロ撒きで、特性・技範囲・攻撃力を兼ねそろえた優秀な先発要員。
基本的にランドロスから入れば間違いないと言っても過言ではない。
ステロ要員ではあるが、現在の環境ではステロが撒けたとしても積みアタッカーが3タテすることはミミッキュや高耐久ポケモンの種類が増えたことから容易ではない。そのため単なるステロ撒きよりも先発削り、荒らし要員としての能力を重視し、出来るだけ1匹以上持っていくことを考え、余裕があればステロを撒くといった動きをした方が全体としての勝率が上がる。
今期は夏だったこともあり、襷激流ゲッコウガで涼しさを感じたい人たちが増えたため大爆発で1-1交換を取れることが少なかったが、それでも常に最低限の仕事はしてくれるため優秀だった。
最終日は9月に入り、静電気が溜まっていたためサンダーに触れるたびに麻痺をした。
初手対面で冷凍ビームや冷凍パンチで凍るのは4倍弱点で突っ張っているこっちも悪いので我慢するが、初手のメタグロスにアイアンヘッドを撃たせて来る人は犬のうんちでも踏めばいいと思う。あと水手裏剣を5回当てるカエルにもうんちを。
*叩き落とすに関して*
一般的な起点ランドロスは叩き落とすではなく岩石封じを採用している事が多いが、個人的に起点ランドロスは叩き落とすの方が優秀であると考えている。(詳しくは単体考察という形で書くかも知れない)
理由としては、起点ランドロスが岩石封じを持ったところでパーティ全体としての勝率が明確に上がる場面が非常に少ないからである。
何故なら起点型ランドロスは受けることが難しいポケモンでは決してなく、仮に岩石封じを貰ったところで裏のポケモンに引くことで解決できることが多いからである。
確かに岩石封じ+ステロの動きは「ステロ撒きとしては」強いが、この動きをしてしまうと相手のポケモンがほぼHPフルの状態で3体残ることが多いため、前述した通り勝率を上げるためにはこの動きをしない方がいいことが多い。
一方で叩き落とすは、相手の輝石や残飯、混乱実を叩くことで相手の耐久を疑似的に下げ、裏のポケモンで処理しやすくなったり、持ち物の読みにくいカプ・テテフやランドロス、ロトムといったポケモンへの持ち物を特定し、その後の戦略を立てやすくしたりと、パーティ全体での勝率を上げる行動を行えることが多いのである。
例えば初手ランドロス-カプ・テテフ対面において、岩石封じでは相手がスカーフだった場合一旦下げることでスカーフのSラインを戻すことができ、こちら側もそれを考えた立ち回りをしなければならない。しかし叩き落とすの場合はスカーフならその行動自体が出来なくなり、更にこちらもそれを知ることが出来るため、被サイクル数を減らすことにも繋がる。
情報アドバンテージも馬鹿にならず、持ち物から判明した型次第で裏のポケモンが積むかどうかを考えられたりもする。
また、岩石封じは命中率が低く、外しで試合が終わる可能性があること、火力としては4倍岩石封じよりも等倍大爆発の方が高いことも加え、起点ランドロスには岩石封じではなく叩き落とすの方が良いのではないか、と考察しておく。
No.2 アーゴヨン
【性格】臆病
【特性】ビーストブースト
【持ち物】ドクZ
【努力値】4-x-0-252-0-252
【技構成】ヘドロウェーブ 大文字 身代わり 悪巧み
表のZエース。
技範囲のピーキーさ故に交代択が発生しやすいという弱点を、身代わりを持たせることで緩和した型。有利対面を取り、相手が裏に引きそうな場合に身代わりを残すことで、Z透かしを逆に悪巧みのポイントにしていくことができる。
ギルガルドに対して勝負がしやすくなったり、電磁波や欠伸、胞子を入れて処理しようとしてくるポケモンを逆に起点にするといった、交代択キラーの側面も。
ミミッキュ対面は欲張って剣舞を積んでくるやつがいるが、そういうやつは毒の海に沈めばいい。素直にZを切ってきた場合はギャラの起点なので問題はない。
ドクZは通常ミミッキュなら落ちるが、ABミミッキュだとぎりぎり耐える(ステロ込みなら落ちるくらい)ので、それを見て震えながらミミッキュの素早さを悟ったりもする。
メインロムの20チャレンジの時大文字を2回外したので、ビールかけには参加させない。
No.3 ギャラドス
【性格】陽気
【特性】威嚇→型破り
【持ち物】ギャラドスナイト
【努力値】4-252-0-x-0-252
【技構成】滝登り 地震 氷の牙 龍の舞
表メガエースで、自分が一番信頼しているメガ枠。
特に言うこともない。普通の型。
何シーズンか使って技構成はちょくちょく変えているものの、まあここに落ち着く。
アームハンマーはたまに避けるが、気合玉は絶対に避けない。
No.4 カプ・レヒレ
【性格】臆病
【特性】ミストメイカー
【持ち物】ウイのみ
【努力値】164-x-0-92-0-252
前期使っていたレヒレが強かったので今期もトリックルームへの対応として採用。
カバやポリ2がいるときにもちょくちょく出していた。
速いレヒレは読まれづらく、上から瞑想を積むことでイージーウィン出来た試合が何試合もあった。ギャラドスや準速ミミッキュの上から挑発できるのもGOOD。
瞑想木の実レヒレはポリ2や激流ゲッコウガにも強いと思っていたのだが、ポリ2は全員が恩返しを持っていると言っても過言ではないくらいだったし、ランドを出すと激流なのにレヒレを出すとダストシュート型だったので、許さない。
CはC↑ムンフォで無振りギャラが確定2発。
ポリ2に恩返しを覚えさせるやつを規制する法律を作ってほしい。
No.5 メタグロス
【性格】陽気
【特性】クリアボディ→堅い爪
【持ち物】メタグロスナイト
【努力値】4-252-0-x-0-252
お待たせしました今回のおもちゃ枠。
アーゴヨンギャラドスが厳しいバンギラス・ヒ―ドラン・トリルクチートあたりを考えた時に、どれにも比較的強く出られるということでメタグロスを仮置き。
当然対面したらバンギラスは引いてくるので、そのチャンスを何か生かせないかと考えポケモン図鑑を見ていたところ、グロウパンチを発見したので採用。
ステロ+グロパン+A↑雷P2発でエアームドに最低でも145%のダメージが入るため、後投げエアームドでは受けきれない。そのためバンギが絡むサイクルの殆どに強くなり、今まで比較的厳しかったブルルやカグヤ絡みのサイクル、受けループ等にも強くなった。
性格を陽気にした理由は、最速100属に抜かれるのが嫌だったのと、意地にするとA+の状態のイカサマで落ちてしまうから。
技構成は、メインウエポンのアイへ、この型のコンセプトであるグロパンと雷パンチまでは確定で残り1枠。ヒードラン、ギルガルド、後投げされるゲンガーやコケコを意識してじだんだにしたが、冷凍パンチやアームハンマー、バレットパンチでもいいかもしれない。
絶対に弱いと思っていたが、これが比較的強く、使っていて楽しかったのでこれからもちょくちょく使っていくかもしれない。
尚、このグロスはしっかりと役割対象が決まっていて火力も上げられるので、グロスの中では犯罪を執り行った回数が少ない方だと思う。
個体をくれたともさんありがとうございました。
No.6 ウルガモス
【性格】臆病
【特性】炎の体
【持ち物】ヒコウZ
【努力値】4-x-0-252-0-252
【技構成】炎の舞 めざめるパワー地 暴風 蝶の舞
めちゃくちゃ悩んでいた裏Z枠。
最終週までミミッキュを使用していたが、ほぼほぼ選出しなかったので、思い切って最後の週末にめざ地ガモスを育成した。
アーゴヨンを出しにくいポケモンの時に選出することが出来るようになったのはとても大きかったと思う。
100属と最低でも同側勝負をするために最速を取ったが、火力は全然足りなかったが、それでもかゆいところに手の届く活躍だったと思う。
こいつの炎の体はこいつが負けて試合が終わるときに発動することが非常に多かったので、怨念だと思ってもらいたい。
基本はランド+Z枠+ギャラの選出をしていた。
レヒレはトリルパやフィールドを展開して勝ちを狙う時に選出。
低速サイクルへはメタグロスを選出し、崩しを狙っていた。
④感想
今期は、自身初の2ROM20や20からの1勝が達成でき、メインロムでは100戦以内での20達成が出来たりと、自分の戦いの方向性がしっかりと見えてきたシーズンだったのかなと思います。
パーティを見返してみたら6匹全員が最速で、努力値が殆どぶっぱだったので、もう少し真剣に調整を考えてみたほうがいいのかなとも思いましたが、攻撃も素早さも削りたくないので、これからも4振りを調整と呼ぶことにします。
襷ゲッコウガへの対処が不十分だったりと、パーティ的に課題が残るものも多くありますが、これからパーティを改良しながら、より良い構築とより高みを目指して頑張って行きたいと思います。
今期対戦させていただいた方々、本当にありがとうございました!
⑤あとがき
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
個人的には環境からギャラアゴの並びが減っているような気がするので、少しでも参考になったら幸いです。
ご意見、ご感想がありましたら、Twitter(@pectinpoke)までリプ等お願いします。
読んだよ~!みたいなのだけでも非常に嬉しいです。
それではまた、次の記事でお会い出来たらうれしいです。
【S10最高/最終2010】氷漬けランドギャラアーゴヨン
シーズン10、お疲れ様でした。
今期は久しぶりに相棒のボディパガルドを抜いてレート2000を達成することが出来ました。
対戦してくれた方々、ありがとうございました。
以下常体
①構築の開始
前期までは、ボディパージ採用型のギルガルドを使用していたが、型やパーティの考察が一通りやり切れたと感じたので、今回はギルガルドを使わない構築で戦うことにした。
ボディパガルドの構築に関しては以前のブログで紹介しているので是非ご覧いただきたい。
今回は、前期にルートの1つとして使用していた身代わり搭載型のアーゴヨンが非常に強いと感じていたので、ギャラアーゴヨンの並びを採用。
更に起点要員としてランドロス、裏のZとしてアーゴヨンと攻撃範囲の相性が良いジャラランガを採用。
裏メガとして今まで使ったことのなく、使ってみたいと思っていたボーマンダ、カバ展開、ポリクチのポリゴン2へのささやかな抵抗()としてカプ・レヒレを入れ、今期の使用パーティとした。
②個体紹介
No.1 ランドロス
【性格】陽気
【特性】威嚇
【持ち物】気合の襷
【努力値】0-252-0-x-4-252
優秀な起点作り枠。
叩き落とすの枠は岩石封じと迷ったが、パーティ全体でポリゴン2が重いこと、ナットレイやテッカグヤの回復ソースやテテフのスカーフを落としておくことで相手のサイクルを回させないことを考え叩き落とすにした。(リザードン、ボルトロスの対面がどっちが速いかのゲームになってしまうことや、ジャラランガとのシナジーを考えれば岩石封じの方が良かった気もする)
殆どのパーティにはランドロスから入っていた。初手で不利対面を引いてしまった場合には、強引に爆発することもあった。
No.2 アーゴヨン
【性格】臆病
【特性】ビーストブースト
【持ち物】ドクZ
【努力値】4-x-0-252-0-252
【技構成】ヘドロウェーブ 大文字 身代わり 悪巧み
今回の構築の肝。
アーゴヨンの弱点である、技範囲のニッチさを身代わりで補い、強引に悪巧みを積むことで相手のサイクルを崩壊させていく。有利対面を取ったらとりあえず身代わりを挟むことでイージーウィンを狙える。
アーゴヨンの前で悠長に積んでくるミミッキュを分からせることもできる。
害悪系のポケモンにも強く出ることができ、不一致イカサマではみがわりが割れないので、モロバレルあたりは起点になる。ドヒドイデも1回積んでしまえばドラゴンZ警戒で引いてくるのでそのタイミングでもう1度積める。
初手に出てくるキノガッサは、ランドロスの爆発からアーゴヨンに繋いで身代わりを残す動きを取れる。
No.3 ギャラドス
【性格】陽気
【特性】威嚇→型破り
【持ち物】ギャラドスナイト
【努力値】4-252-0-x-0-252
【技構成】滝登り 地震 氷の牙 龍の舞
表メガ枠。
今期始めは地震の枠を噛み砕くにして使っていた。1舞地震で落ちないメガメタグロスやH振りギルガルド、カミツルギ等を意識したが、あまり有効に働くことが多くなく、レヒレやマリルリに有効打が無くなってしまうのが致命的で、結局一般的な地震の型に落ち着いた。
自分の構築のメガ枠は基本的にギャラドスになっているが、今回も非常に良い活躍をしてくれた。終盤はアムハングロスやABミミッキュが増え、非常に生きづらい環境だったが、めげずに頑張ってくれた。今期もありがとう。
No.4 ジャラランガ
【性格】控えめ
【特性】防弾
【持ち物】ジャラランガZ
【努力値】0-4-0-252-0-252
前期で少し流行っていたのを見て取り入れようと思った裏Z枠のジャラランガ。
フェアリーがいると選出が出来なかったため選出率は高くなかったが、選出したときには非常に高い制圧力を見せてくれた。ジャラランガがいると受けループに非常に強いためストレスフリーだった。
控えめではあるが、ラッキーも相手にしたいという点、少し残った相手に耐久を下げずに攻撃したい場面があったため、気合玉、インファイトではなくドレインパンチを採用した。
特性は相手にトレースされることもケアして防弾にしたが、比較的死に特性であったため諸説。
No.5 ボーマンダ
【性格】陽気
【特性】威嚇→スカイスキン
【持ち物】ボーマンダナイト
【努力値】84-188-4-x-12-220
今まで使ったことがなかったボーマンダに手を出した。
1ウエポンの意地マンダも考えたが、地震を採用したかったこともあり、陽気ASベースのボーマンダにした。
今まで使ったことがなかったので分からなかったが、こいつの物理耐久はすさまじく、特に終盤増えたABミミッキュとも殴り合ってくれたのが非常に頼もしかった。
しかしこのパーティにおいてはなかなか積む隙を見つけられなかったのも事実で、あまり選出が出来なかったのは反省。もう少し上手く使ってやれるとよかったと思う。
No.6 カプ・レヒレ
【性格】臆病
【特性】ミストメイカー
【持ち物】ウイのみ
【努力値】164-x-0-92-0-252
ジャラランガに隙を見せないようにするフェアリー枠かつ、トリックルームパーティへの抵抗。
速いレヒレは以前少し使って強いと思ったため、今回対面寄りに採用。
ギャラドスやミミッキュの上を取って挑発が撃てるなど、使い勝手はとてもよかった。
調整は最速を取り、瞑想ムーンフォースでメガ前ギャラドスが確定2発までCを振り、残りをHに回した。
③パーティの動かし方
【選出】
<基本選出>
→基本的にはランドロスでステロor削りを入れ、アゴギャラの並びで抜いていく。
相手の交代が読める場面に関しては積極的にみがわりを貼ることで全抜きが狙える。
初手がキノガッサ、ジャローダの場合は爆発してアーゴヨンの身代わりを残したまま突破することで裏のポケモンにも有利が取れる。
<対ポリクチ>
→レヒレの挑発で相手のトリックルームを封じ、襷ランドロスをストッパーに、残りのポケモンを通していく。
<対受けループ・フェアリー無パーティ>
→ステロを撒きながら、ジャラランガを通して全抜きを狙う。
【注意するポケモン】
・襷ゲッコウガ…基本的にはギャラドスの起点にする、岩石封じ持ちは無理。
・ボーマンダ…ランドロスが起点にならないように細心の注意を払う。
・ボディパカグヤ…謝る。
④シーズン10 雑記
シーズン10の環境を少し考察。
【増えたと感じたポケモン】
→とにかく増えた印象。バレパンとセットで採用されていることが非常に多い。ただし、雷Pも当然残っている。並びとしても、グロスレヒレポリ2のような並びは非常に多かったと感じる。
・襷激流ゲッコウガ
→激流ゲッコウガはみがわり水Zのイメージが強かったが、熱湯orなみのりの襷持ちが流行っていた印象。激流ゲッコウガの冷B搭載率も上がったか。
・ABミミッキュ
→終盤は殆どABか襷だったと言っても過言ではないくらい。最終日付近は少し減らしたか。
・カビゴン
→欠伸を採用している型が増えた印象。突破が困難なのでこれからのシーズンも伸びそう。
→随分早い段階で増えた。
・呑気弱点保険ギルガルド
→中盤から終盤にかけて増えていた印象。ブレード状態でも不一致地震程度なら耐える耐久があり、注意が必要。
【減ったと感じたポケモン】
→S9で流行っていて、これからも伸びるのかと思っていたが、今期はあまり見なかった。やはり選出がしにくくなるのが欠点か。
→技選択の難しさからか、シーズンを追うごとに減っている印象。
⑤シーズンを終えて
今期はデフレシーズンということもあり、自分の回りの人たちも苦しんでいたシーズンでした。自分としては19までは比較的楽に行けたのですが、そこから20に乗るまでに時間をかけてしまったのでそこは反省したいなと思います。
今期は今まで使っていたボディパガルドを抜いて挑んだレート戦でしたが、何とかレート20を達成できたので良かったです。
特に、みがわりアーゴヨンに関しては、今までのアーゴヨンの持っていた不安定さをうまくカバーでき、非常に面白いと感じました。
最後に、ここまで記事を見て頂いた方、今シーズン対戦していただいた方、本当にありがとうございました。